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『もったいない支援から社会へ』第一話

作成者 admin 最終変更日時 2010年02月12日 15時04分

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 これほど、人に話したい衝動にかれられた「場」や「時間」を体験したことがないのです。参加者、主催者、運営者ともにこの衝動に駆られております。わずか4時間で人はこれほど融合できるのだと「支援する」「支援される」のエッセンスが凝縮しているように感じたのです。この事実を埋もれさせてはならない。伝えることが私の使命であるように思います。

 私はホームレスの自立を促すビックイシューの雑誌http://www.bigissue.jp/の販売者に対するコーチングの提供というビックイシュー基金(NPO団体)http://www.bigissue.or.jp/のライフコーチングのプログラムでコーチをしています。そこで、ホームレスの日高進氏と出会いました。彼の、自立に向けてのコーチングの提供のボランティアとして関わり始めました。 路上生活者でビックイシュー販売者である日高進氏が自分の意思で行動し、どんどん変化し、支援を受けるスキルが向上していったとでもいうのでしょうか。私は彼の姿を通して人間の可能性や他者への感謝の気持ちの大切さを学びました。

 彼はビックイシュー基金の活動の一つとしてホームレスの方だけが選手として参加できるミニサッカーの世界大会「ホームレスワールドカップ」http://www.nobushijapan.com/index.htmlに、代表選手「野武士ジャパン」として日本から8名の選手に選ばれ2009年9月3日~9日イタリア(ミラノ)へ行ってきました。世界48ケ国の生活困窮者達が集まり一つのボールを通して競技をするという人種や国籍は違っても、元気にサッカーでプレイする姿を通して貧困問題の解決にみんなで取り組んでいるのです。渡航費用など沢山の方々の支援のおかげで世界各国の選手との交流が生まれ視野を広めた彼は帰国後、「やれば出来るんだ!」と自信を取り戻し、この体験を自分ひとりの胸にしまっておくのは「もったいない」と熱い思いを持ち、次は自分が他者の役に立ちたい。どうすればこの思いを他者に聞いていただけるのかと様々な会場を訪ねあるきました。参加費を無料として会場費は自分が支払うという条件だったのです。 しかしながら、現状はホームレス。会場費や参加者の方々の集客方法など現実を突きつけられ途方に暮れておりました。そんな時、私のコーチ仲間の山口敦子氏が講師として活動されている

「じゃんぐるじむ」http://2006-junglegym.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/index.html 

が安価で会場を借りることができるという情報を知り私とのトークセッションが実現できたのです。 その場ではホームレスになった経緯や現状の生活、弱者が弱者の足を引っ張る構図など飾りのない実生活を写真を交えて包み隠さずお話してくださったのです。そのときの感動を皆さまと共有したいと思います。

 

続く・・・