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『SHIENと将棋』(第2回)-理性と感性の融合

作成者 admin 最終変更日時 2010年03月02日 16時56分

 第一回のSHIENと将棋いかがだったでしょうか?

 ミスターSHIEN舘岡先生の見えないものを見る力を絶賛した回でした。

 この見えないものを見る力って、とっても大事な気がします。

 いま、私たちは、結果や現象が見えないと不安ではないですか?

 この文章もネット上にあるわけですが、ネットって、やっぱりビジュアル命!!みたいなところがあるように思いますねぇ。おもしろい興味をひく写真があるかどうかが、利用者をひきつけるかどうか・・・これがビジネスの収益を大きく影響してしましまう現実がある。でも、そういう時だからこそ、だまされない力が必要だと思います。

 見えないものを見る力は、そのだまされない力の基礎になると思いますね。 じゃあ、その見えないものを見る力を身につけたり、強化するには、どうしたらいいのでしょうか?

 私は、その力を発揮しないといけない状況に身をおくことが大事だと思います。

 つまり、見えないものを見る力を出力する状況に身をおくことが重要だと思うのです。

 じゃあ、それって、どういう状況なのでしょう???

 思考力が要求される状況、かつ、論理的な理性の働きだけでなく、感性の働きを求められるような状況がいいと私は思います。でも、そんな状況って、どんな時なんでしょう??? ずばり申し上げてよいのであれば、それは、『将棋を指している時』だと申し上げたい。

 そんなこと言っても、わからない!!と、あなたはおっしゃるでしょう。あるいは、将棋で理性を使うということは理解できるけれど、感性なんて使うの?と思われる方が多いと思います。もちろん、将棋を指しているすべての人がそうしているわけではありません。けれど、羽生善治名人の羽生マジックは、まさに研ぎ澄まされた感性と、論理的な思考力の融合によって生まれている!!と私は強く感じています。えっ??わからないよう~とおっしゃる貴方!考えるのでなく感じてください。実際にやって感じてもらうのがいちばんです。裏を返せば、そのように理性と感性の融合を目指して、将棋を指してみて欲しいですし、おそらく、羽生名人の中では、そういうことが起こっていると思われます。

 駒の動かし方等は、ここでは紹介しませんが、拙著「ほんとうは教えたくない将棋の力」(よか出版)(全国の紀伊国屋書店、関西将棋会館販売部の店頭売り、ネット販売で購入できます)にやさしく簡単に解説していますので、よろしかったらご覧ください。

 ここで、もう少し理性と感性の融合ということを深めたいと思います。将棋を考えていけば、ある程度のレベルには到達します。理性の働きだけでもかなりの部分まで行くと思います。しかし、それだけでは足りない。直感的なものが必要になってくる。もちろん、思考の繰り返しで得た力・・・理性力から生じた力だけでもある程度の直感的な発見はできると思います。しかし、質的に違うと直感します。これは自分の中で起こっている感覚から感じるもので、証明せよと言われれば難しいのですが、異質のものだと感じます。

 将棋の生徒のお父さんお母さんたちには、小学校に上がる前の年長の1月くらいからは、 将棋をはじめていいけれど、それまでは子どもらしいこと、自然に触れ合う、親子のスキンシップを大切にする、絵本を読んであげる、いっしょにおもちゃを作る、歌を歌ってあげる、等をおすすめしています。そういうことが感性を高めると思うし、それが将棋の発想力に大きな力を与えてくれると思うからです。このように、「理性と感性の融合」ととらえて将棋を指すと、理性と感性が高められる感じがするから、不思議です。

 

教育計画研究所

 重松孝

 [こんなシゲちゃんです] 
2010年1月、市民オペラでソリストとして、デビュー。東京芸大卒、武蔵野音大卒他の素敵なソリストたちに混じって「カルメン」レメンダードを演じまし
た。『オペラの松』HPの新宮市民オペラ・カルメンというところに写真も載っています。海賊みたいに見えるのが私。歌は大好き! SHIEN支援研の懇親会に
参加して、突然歌い出したりしても、お許しください。(^O^)/