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波蘭通信 第1回

作成者 admin 最終変更日時 2010年02月15日 17時52分

<はじめに>

 ポーランドと聞いて、最初にどのようなことが思い浮かぶでしょうか?まず、何も思い浮かばないという方もかなりおいでではないかと思います。また、ポルトガルと混同される方も多数おられますね。

少し知っているという人で、ショパンとかキュリー夫人あたりでしょうか。彼らはロシアに抑圧された祖国を思う愛国者としても有名です。また、先のローマ法王ヨハネ・パウロ2世とか、社会主義崩壊の原因を作った連帯の闘争とかワレサ議長の名を記憶されている方もおられるでしょう。

しかし、いずれもどうも明るいイメージとは言いがたいですね。確かにこの国は幾多の困難をくぐりぬけてきていますが、その国民性は実は親切かつ陽気であり、また国自体今急速に変わりつつあります。

これから、この国の今の状況を少しでもお伝えできればと思っています。

しかし、これが支援と何の関係が?いや、知ること自体、支援(すること、されること)の第一歩だと思いますよ。poland

 

<このコラムのタイトルについて>

 「波蘭」というのは「ポーランド」の当て字です。波乱じゃないですよ。で、「日波関係」なんて言う訳ですが、いかにも大時代的な感じがまた良かったりして。ということで、日本ではまだまだマイナーな国のマイナーコラムとしてこんなタイトルにして見ました。

 

<広大な国ポーランド>

 ポーランドはドイツと旧ソ連の間にあり、その面積は日本の8割ほどあります。そのほとんどは平地かなだらかな丘陵で、そもそもポーランドという名自体が「平らな土地」とか「耕地」という意味らしいです。人口は約3800万人で日本のだいたい3分の1にあたります。計算してみると、日本の平地率を2割、ポーランドを10割とすると一人当たりの平地面積はポーランドが日本の10倍になるんです。日本人のイメージではそれほど広大な感じはしませんが、実際に住んでみると実に広々しています。家なんかも中にはぼろいものがあるものの大きいものが多く、ポーランド人を日本に連れてくるのをちょっと躊躇してしまいますね。

 

<しょっぱくないバルト海>

 ポーランドは国民性として海洋国とは言い難いですが、現在はバルト海に面しています。筆者もグダンスク(造船を主産業とし、自主管理労組「連帯」の発祥の地として有名)などの町を訪れたことがあります。一つ驚いたことは、試しに海水をすくって味わって見たところ、えらく水っぽいんですね。

どうもバルト海は流れ込む川が多い割に出口(コペンハーゲン付近)が狭く、かなり不活発な海らしいです。スウェーデンの首都ストックホルムに行くと、16世紀の三十年戦争当時に建造後そのまま港で沈み、20世紀に引き上げられた木造戦艦ヴァーサ号と言うのが展示されていますが、これなんかバルト海の表層水の塩分が低く、普通なら木材を腐食させるバクテリアが繁殖しなかったせいだとか。

 

<欧州一の親日国?>

 残念ながら、日本におけるポーランドの知名度はあまり高くありません。しかし、人口で言えば、いわゆる五大国(英、仏、独、伊、西)に次に位置し、面積的にもかなりな存在感があります。ただ、歴史的にはドイツとロシアのはざまで非常に苦労してきている国ではあります。

また、ポーランドは多分欧州一の親日国じゃないでしょうか。一つには日露戦争でロシアを破ったということがありますが、それ以外でも例えば杉原千畝氏の事跡なんかも広く知られており、最近では投資をしてくれると言う意味でも有難がってもらっています。

 

ということで、これからポーランドについていろいろ書いていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

 

次号へ続く・・・