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SHIEN研究会2010年度合宿ご報告(土谷 真喜子様)

作成者 admin 最終変更日時 2011年02月15日 17時21分

イベントの種類
日時 2010年10月02日 08時30分 終了:
2010年10月03日 14時00分
場所 ハゴロモ御殿場研修センター
連絡先名称 株式会社ハゴロモ 御殿場研修施設
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去る2010年10月02日-03日にかけてSHIEN事例研究会 合宿が行われました。今号ではその模様を土谷 真喜子様にお伝えいただきます。

 

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会場:ハゴロモ 御殿場研修センター

 

■タクシー事件

 雨の上がった秋晴れの土曜日、支援研究会の秋合宿がハゴロモ御殿場研修所で行われました。

  御殿場駅に集合したメンバーは、顔合わせを兼ねて昼食を共にしました。お寿司屋さんに入ったにもかかわらず、誰もお寿司を注文せず、マイペースな参加者全体の雰囲気が早くもにじみ出ていましたが、早速いろいろな話題で盛り上がり、楽しかったです。研修所にたどり着くも締め出された出羽さんからの連絡を受け、急いで研修所へ向かいました。

  ところが、岡野さん、鈴木さん(初参加)、土谷(初参加)が乗車したタクシーがなにやら不穏なムード。ハゴロモ研修所を知らないとのことで、必死に携帯電話で場所を聞いています。そうか、研修所なんかたくさんあるのね、と思いつつ運転手さんの名前を確認する私。迷いながらもそれらしき建物の前に着きました。広々とした前庭になんの看板もないため、降りて中に入っていくと、舘岡先生のお姿を発見。「運転手さんにここです~」と報告に行くと、後ろからふたりも降りてきて、よかったよかったと安堵しました。

  建物の中に入って、施設の方へのごあいさつや、すばらしい館内を見学、ひとしきり名刺交換などを済ませて、やっと自分と岡野さんの荷物をタクシーのトランクに入れたままだったことに気づきました。あわてて岡野さんに報告すると絶叫!領収証ももらってなかったので、一瞬パニックになりましたが、おふたりが会社名を覚えていてくださり、私が運転手さんの名前を「権…なんだっけ」というと、さすがの岡野さんが「権藤だ!」とおっしゃって、会社に連絡してくれました。しばらくして、無事荷物も到着し、爆笑のスタートをきりました。

 

■共鳴する自己紹介

  広々とした研修室の中央にお互いの顔が見えるように机を丸く配置し、舘岡先生から開会のお話がありました。

  成果や結果ばかり追い求める20世紀型のリザルト・パラダイムは人に「する・させる能力」のみを追求してきました。しかしながら、そういう社会の行き詰まりに直面した今、我々はプロセス・パラダイムの時代に突入したといいます。そこでは、他者への「支援」が必然のものとなり、「してもらう能力」(支援を得られる能力)というものが問われているのです。この「してもらう能力」についての舘岡先生のご研究は、今年度の文部科学省の研究テーマに選ばれており、成果が期待されています。「してあげる能力」と「してもらう能力」のどちらが難しいと思うか、という質問が禅問答のように投げられた後に、参加メンバーの自己紹介が行われました。

  持ち時間5分から15分の発表で、自身の現在の活動と関心事や問題意識について発表しました。それぞれ活発な質疑応答が行われ、盛り上がりすぎて、時間がおしてしまいました。シンクロニシティというか、共鳴というか、共通する問題をかかえていることをお互いに知ることができて、とても良い時間になりました。大きくは「準備万端派」と「手ぶらなりゆき派」に分かれていた点もおもしろかったです。

 

■濃密なワークショップ

  初日の後半から3つのグループにわかれ、ワークショップに入りました。岡野さんが準備してくださったワークシートに、「私の最大の課題・問題」を記述し、そのよい解決の方法をグループで議論しました。ルールは①独占しないこと、②きめつけないこと。

・・具体的な進行と議論・結果は参加者だけの宝物で。記録の模造紙もよいお土産になりました・・

  内容はあいまいだった自分の課題がより明らかになり、同時に解決の糸口がいくつも浮き彫りになっていきます。最後に、各グループで議論した内容を全体で発表しました。初日は1名、二日目は3名の討議と発表を行いました。

 


■おいしいお食事と21世紀の支援

  ワークショップ終了後は、夕食。創作料理家のたかはしよしこさんの心のこもったお料理に一同感激!旬の素材を日本各地から取り寄せて、つくってくださいました。食べたものすべてが細胞になるような、そんなお料理でした。夕食はそのまま飲み会に延長してゆき、席を移動しながら、さまざまな話題で盛り上がりました。最後は合宿に行くと寝るのがくやしい5~6人が残りました。

  二日目は青い空に富士山が鮮やかなすばらしいお天気にめぐまれました。朝食前に走った方が若干1名(木村さん)、またしてもすばらしい朝ごはんに感動しました。前日の夜に帰られた出羽さんの朝ごはんをみつめ、電話したら戻ってくるんじゃないか、とみなで話しましたが、結局食べちゃいました。食後は、お散歩に行き、富士山が良く見える施設に乱入?しました。

  午前中のセッションは、前日よりも慣れてきて、だんだん質問や提案のコツがわかってきました。SHIENのスタンスでどう相手とかかわることができるのか、

  自分自身の今までの経験や考え方をどのように相手にポジティブに伝えることができるのか、を考えさせられました。相手が動けるような「言葉」を話し合いながら探す作業でした。

 昼食は、すばらしい鯛のパエリアとサラダ。あまりの天気の良さにベランダに机と椅子を出しての優雅なランチタイムでした。

 午後は、午前中の2名分の発表と残りの一人の討議と発表を行いました。そして、全体のしめくくりとして、各グループ作業で20世紀と21世紀の支援について考えました。二日間のたくさんの対話を通じて、これから我々が生きていく社会に必要なものってなんだろう、ということを考えることができたように思います。そして各グループの発表。多くの共通する認識がありました。大きく我々の考え方や社会が移行していく予感を感じさせてくれた合宿でした。ありがとうございました。(文:土谷真喜子)

 

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